ミニのエンジンは、今の車とは大きく違います。
その心臓部は 鋳鉄製エンジンブロック。
現代の車の多くはアルミエンジン。
軽く、燃費が良く、効率的。
でも――
ミニには、あの「しっとり感」がある。
それは偶然ではなく、
鋳鉄という素材が生む必然のフィーリングです。
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鋳鉄は、振動を内側でやさしく吸収する性質を持っています。
燃焼の爆発、クランクの回転、ピストンの上下運動。
それらの動きを、鋳鉄は「ガツン」と返さず、
じんわりと受け止め、丸く整える。
だからミニのエンジンは
回転が滑らかで、音が柔らかく、鼓動が心地いい。
ただ静かなのではありません。
生きている音なのに、不快ではない。
これが “しっとり感” の正体です。
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さらに鋳鉄は重さがあります。
この重量が回転を安定させ、
低回転でも粘り強いトルクを生みます。
ゆっくり流すだけで楽しい。
一定の回転で走るだけで気持ちいい。
速さではなく、質感で走る。
それがミニです。
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そして鋳鉄は、熱による変形が少ない。
エンジンが温まってもクリアランスが安定し、
オイル膜がしっかり保たれる。
結果として、
摩擦は穏やか
回転はなめらか
長く乗るほど馴染んでいく。
まるで、
人と共に育つエンジン。
機械と対話する感覚
ミニの鋳鉄エンジンは、
ただの動力装置ではなく、
感性に語りかけてくる存在。
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キングスロードは、
この “しっとり感” を
これからも大切に守り続けます。
鋳鉄の鼓動がある限り、
ミニはいつまでも
人を元気にする車です!
